ドイツ政府、2020年までに360万人の難民流入と予想

 ドイツ政府は2020年までに計360万人の難民が流入すると予想していると、南ドイツ新聞が報じています。

 経済省が他の省と協力して算出した内部資料に基づいて算出した数字で、過去最多となった昨年の110万人を含み、2020年までに毎年50万人が流入すると見込んでいます。

 360万人というのは、最早物理的な限界を超えた数字でしょう。難民の多くは英語さえ話せず、ドイツ語を話せる難民はほぼ皆無。宗教もイスラム教で、文化・習慣・言語の3つの大きな壁があります。その360万人の生活を支援し、ドイツ社会に定着できるようにするためには巨額の予算も必要です。そのため同国では公的資金が圧迫され、政府に対策を求める圧力が高まっており、難民受け入れに寛容な姿勢を取っていたメルケル首相も、今年の難民受け入れを大幅に減らす方針を示しています。

 難民が結局仕事に就けず、スラムを形成して周囲の治安が悪化。地元住民との間で対立が生まれ、移民排斥論が強まるというパターンが、数年後のドイツでも起きているかもしれません。