南北不可侵・非核化の破棄宣言

 朝鮮中央通信が伝えた所によると、北朝鮮の対韓国窓口機関である祖国平和統一委員会は8日、国連安全保障理事会での制裁決議採択などに反発する声明を発表。南北間の相互不可侵や非核化を定めた合意をすべて破棄すると宣言したそうです。

 声明では、制裁決議がアメリカや韓国による「不法で非道な横暴だ」と非難。朝鮮半島で核戦争が勃発しかねない状況だとした上で、南北和解や不可侵を定めた1992年発効の「南北基本合意書」など、過去のすべての合意を、米韓合同軍事演習「キー・リゾルブ」が始まる11日に全面破棄すると宣言。同時に、板門店に設けている南北の直通電話を即時断絶するとも通告。その上、「米韓の策動で朝鮮半島の非核化は事実上、終末を告げている」として、1992年に発効した南北の「非核化共同宣言」を「完全白紙化」するとも宣言しました。

 北朝鮮と韓国は休戦状態なのであって、終戦はしていません。つまり朝鮮戦争はあくまで継続中なのです。休戦協定が破棄されれば戦争になる、それが朝鮮半島の現実。ただ、勝ち目の無い戦争を始めるほど北朝鮮も馬鹿ではないので、即座に軍事行動に出ることは無いでしょう。それは中国も許さないでしょうし。