テニスにも八百長疑惑

 イギリス放送協会(BBC)とアメリカのニュースサイト「バズフィード」は17日、告発者がリークした機密ファイルを引き合いに出し、男子プロテニス協会(ATP)が八百長への対応を誤ったと報じ、ATPのカーモード会長はこれを否定しました。

 報道によると、リークされたファイルには2007年にATPが行ったという調査の報告書の詳細が含まれており、過去10年間に四大大会(グランドスラム)覇者を含めた世界トップ50の16選手に八百長の疑いがかけられているにもかかわらず、ATPはこれらの選手に主催する大会への参戦を許可しており、その中の8選手がグランドスラム初戦である今年の全豪オープンに出場しているという事です。

 一連の報道に対してカーモード会長はオーストラリアのメルボルンで記者団に対し、「不正防止機関のテニス・インテグリティ・ユニット(TIU)とテニス協会幹部は、八百長の証拠が何らかの理由でもみ消されたり、全面的に調査が行われなかったりしたという話を断固として否定する」と語ったものです。同会長は更に「BBCとバズフィードは10年ほど前の出来事について言及しているが、新たな情報があれば、われわれは調査を行うことにしている。常にそうしている」とも述べています。

 一連の八百長では、調査によってロシアやイタリアの賭博シンジケートが大金を手にしていたことが明らかになったと報じられています。しかし、その対象となったロシアのニコライ・ダビデンコとアルゼンチンのマルティン・バッサージョ・アルグエージョの試合に関して、カーモード会長は十分に証拠が集まらなかったと語っています。

 プロスポーツにはついて回る八百長問題、特に個人競技では入り込む余地が大きいと言われますが、テニスも例外では無いと言うことです。