牛レバ刺し、禁止直前に食中毒

 秋田市保健所は5日、同市大町の居酒屋「やきとり宮本大町店」で飲食した3グループの20~30歳代の男女計8人が腹痛や下痢などの症状を訴え、うち5人の便から食中毒菌のカンピロバクターを検出したと発表しました。
 カンピロバクターは真正細菌の一属の総称で、カンピロバクター症の原因菌として呼ばれることが多い細菌です。一般に動物の腸管、生殖器、口腔などに常在しています。

 発表によると、8人は6月28日夜、同店でレバ刺しを食べ、7月1~3日に発症し、市内の医療機関で受診した。入院した人はおらず、全員快方に向かっているという事です。同保健所は、同店が出した牛の「レバ刺し」が原因と推定し、同店を5日から3日間、営業停止処分にしました。

 7月1日に禁止される事になっているレバ刺しを求めて、禁止直前に駆け込み需要で注文が殺到したそうですが、注文数が増えれば当然こういう事態も起きるでしょう。最近に多様な報道を幾つか目にします。もともと危険性が指摘されていた食材ですし。

レバ刺し原因か?、居酒屋で食中毒

 福岡市の28日発表によると、博多区内の居酒屋で今月6日に生の牛レバー(肝臓)の刺し身などを食べた家族4人が、下痢や腹痛などの食中毒症状を訴えたそうです。

 市によると、4人は30代の母親と10代の娘2人、10歳未満の娘1人。6日午後8時ごろに居酒屋で牛の「レバ刺し」や焼き鳥などを食べ、9日午前中から症状を訴えたということですが、症状は軽いそうです。
 同じ居酒屋で食事をしいた他の客も症状を訴えており、福岡市は同店が提供したレバ刺しが原因となった可能性があるとみて調べています。

 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の食品衛生分科会が、牛の肝臓を生で提供することを禁止した同省の方針を了承し、これを受けて7月1日からレバ刺しが禁止されることになっています。そのため、今焼き肉屋にはレバ刺しを注文する客が殺到しているそうですが、最後の最後で食中毒が出てしまったようです。まあ注文する客が多ければ、それだけ食中毒の発生する可能性も高まると言うことです。

7月1日から牛レバ刺し提供禁止

 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の食品衛生分科会は12日、牛の肝臓(レバー)について、7月1日からレバ刺しなど生で提供することを禁止する同省の方針を了承しました。違反した場合は、2年以下の懲役か200万円以下の罰金が科されることになります。

 同省は先月18日までの1か月間、一般から意見を募ったパブリックコメントの結果を報告。1532通の意見が寄せられ、大半が規制に反対する内容 だったと言う事ですが、「現時点では、牛レバーを安全に生食する方法はない」として、罰則付きで禁止する必要性を強調しました。委員らはこれを容認しましたが、「安全に食べら れる知見が得られたら改めて審議する」との意見もつけられました。

 昨年4月に焼き肉チェーン店でユッケを原因とする、5人の死者を出す集団食中毒事件が発生。生肉食の安全性について再検討されていましたが、そんな中牛レバー内部からO-157が見つかり、しかも現状では熱処理以外に除菌する方法がないと言うことで、遂にレバ刺し禁止となってしまいました。