英語版ウィキペディア、24時間停止へ

インターネット上の百科事典「ウィキペディア」を運営するウィキメディア財団は16日夜、アメリカ東部時間の18日午前0時(日本時間同日午後2時)から24時間、英語版ウィキペディアの閲覧サービスを停止すると発表しました。
アメリカ議会で審議中のオンライン違法コピー(海賊行為)防止法案に抗議することが目的だそうです。

財団は停止の理由について「法案が可決されれば、自由で開かれたインターネットが打撃を受け、海外のウェブサイトもアメリカ国内で検閲を受ける可能性が ある」と 声明を発表。創始者のジミー・ウェールズ氏は「ウィキペディアへのアクセスが1秒でも止まるのは残念だが、法案が世界中の自由な言論を危機にさらすことを無視できない」と語っています。

問題となっているのは下院で審議中の「Stop Online Piracy Act(SOPA)」と上院で審議中の「PROTECT IP Act(PIPA)」の2つの法案。目的は、インターネット上での映画や音楽の違法コピーや配信と言った著作権侵害を防止することで、映画・音楽業界が強く要望していました。しかし、同法案は著作権者が訴えれば、特定Webサイトへのアクセスを制限するなど当局の介入が可能になるため、ネット企業らは「検閲につながる」として反発を強めています。オバマ政権もその内容については懸念していると言います。