アルメニアで混乱続く

 4月にサルキシャン首相が辞任したアルメニアで、与野党の対立が続き、市民の抗議デモも拡大して混乱が広がっています。

 アルメニアは旧ソヴィエト連邦の構成国で、ソ連崩壊後に独立。長く親ロシア政権が続いていましたが、2008年から大統領を2期10年続けたサルキシャン氏は、予め首相権限を強化するように憲法を改正、4月17日に首相へ転じました。

 しかし、長期政権で腐敗したサルキシャン政権に反発した野党と一部の国民が抗議デモを展開。結局サルキシャン氏は6日後に辞任しました。

 議会で選出された後継首相は野党代表でしたが、与党が拒否したため否決。8日に改めて首相指名投票を行い、そこで首相が決定できなければ議会は解散、総選挙が行われることになります。

 今の所野党や抗議デモの参加者に反ロシア的な動きは無い、と言う事ですが、過去にウクライナやグルジアで親欧米反ロシア的な政権が誕生したときは、ロシアが軍事介入。ウクライナでは今もロシアの支援を受けた反政府勢力と、ウクライナ政府の間で内戦が続いています。

 もし野党や一部国民が欧米に支援を求めるような動きに出れば、アルメニアでも同じ事が起きる可能性は高いでしょう。