痩せ形でも保健指導対象に

 厚生労働省は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に注目した特定健診・保健指導、いわゆるメタボ健診の課題を議論してきた「健診・保健指導の在り方に関する検討会」で、2013年度の制度見直しに反映する基本方針を了承しました。

 現在のメタボ健診は、腹囲が基準を超え、なおかつ高血圧、高血糖、脂質異常の危険因子があると特定保健指導の対象となります。つまり、腹囲が基準値未満だと、体格指数(BMI)が25未満なら、危険因子があっても指導の対象外でした。しかし、今後は腹囲が基準値未満のため「メタボ」とみなされない人でも、高血圧や高血糖などの危険因子を持つ場合、きめ細かな保健指導を行うよう、事業者や市町村に求める事になります。

 厚労省研究班の調査で、腹囲が基準値未満でも、危険因子が重なると、心臓病や脳卒中の発症の危険性が、同じように高まることがわかり、同省は、危険因子を持つ、こうした人たちを放置できないと判断したと言う事です。肥満の判定に用いる「男性85センチ、女性90センチ」の腹囲基準はこれまで通り変更されません。また、肥満でない保健指導対象者を選ぶ新たな基準や、指導の具体的内容については今後、検討を進める方針。

 肥満が健康に良くないのは言うまでもありませんが、痩せ形でも血圧が高かったり血糖値が高かったり、コレステロールの高い人もいます。自分は太らない体質だから、と油断していると取り返しのつかない事になります。きちんと健康診断を受け、普段の食生活に注意しましょう。もし高血圧や糖尿病などを発症すれば、苦しい食事制限が待っています。

小学生白書Web版

 学研教育総合研究所は3月19日、小学生白書Web版の新コンテンツ「小学生の消費生活に関する調査」(2011年12月調査)の公開を開始しました。

 それによると、「好きな食べ物・嫌いな食べ物」について、それぞれ3つ選ぶ質問で、好きなメニューでは「おすし」「ラーメン」「カレーライス」が上位に選ばれています。一方、嫌いな食べ物では「焼き魚」「サラダ」「さしみ」という回答が多くなっているそうです。

 カレーとラーメンは最早国民食、子供に限らず大人でも必ず上位に食い込んでくるでしょう。また、子供が野菜嫌いなのは珍しくないので、サラダが嫌いなメニューに入るのも理解できます。しかし、刺身が嫌いなのですね、今の小学生は。しかも焼き魚も嫌いと言う事は、もう魚その物が嫌いって事ですか?、今の子供は。にもかかわらず寿司が好きと言う事は、回転寿司の変わり寿司みたいなのばかり食べているのでしょうか?。

 野菜が嫌い、魚が嫌い。食育的にはかなり問題のある結果となりました。

都がフグの厳格規制を緩和へ

 22日に開会した都議会で、フグの取り扱いを定めた都条例の改正案が成立する見通しです。成立すれば、10月からフグの調理師がいなくても、毒を取り除いた身欠きフグを販売できるようになります。

 フグ科に分類されるのは、およそ120種。そのうち食用とする種として、トラフグ、マフグなどが有名です。多くの種において、内臓・皮膚・血液・筋肉の全部または一部にテトロドトキシンと言う毒素を持っており、摂取すると口や唇にしびれが生じて周りへ広がり、最終的には呼吸筋が麻痺、呼吸困難から呼吸麻痺が起こり死に至ります。フグの毒は未解明な部分が多く、特異療法(解毒剤や血清)が未だに開発されいません。テトロドトキシンが尿とともに排出しきって、呼吸困難が収まるまで人工呼吸器を繋げることが唯一の治療法となります。また、強心剤や利尿剤の投与が主な対症療法です。

 都内では、フグ調理の免許を持つ料理人がいない店ではフグは出せませんでした。しかし、九州などでは身欠きフグの販売規制はなく、都民がインターネットで規制の緩い県の店から直接購入することが可能で、都の福祉保健局によれば、規制と流通の実態が合わなくなっていました。最近は技術の向上で、有害部位を残したまま流通することはないとして、都では、安全性も確保できると判断したようです。
 これで、都内の回転寿司や居酒屋でもメニューにフグが加わる事になりそうです。